憲法学習会

 10・21全国統一行動で、毎年は、集会とデモ行進をしてきましたが、今年は、憲法学習会が開催されました。憲法九条を守る和歌山弁護士の会の岡本浩先生が「憲法のはたしてきた役割と今後のたたかい」と題して講演をして下さいました。
 現在、衆議院に憲法特別委員会がつくられ、国民投票法案が審議され、自民党は憲法草案をつくり、マスコミも、読売新聞が「改憲を社是とする」方針が示されたり、産経新聞も改憲を主張する、など、危険な局面にあることが紹介され、憲法改正のための衆参両院で3分の2の賛成があって初めて発議できるのだけれども、今回の選挙でそれが可能な状況になっていること、今回の選挙の結果は10年以上も前から小選挙区制をつくるなど、用意周到に準備されてきたこと、自民党の改憲案は、その柱が九条を変えることと、国会の3分の2を2分の1にして、今後、憲法をさらに改憲できやすくする、という2本の柱だと話されました。
 今後、国民に対して、マスコミをとりこんで、「郵政民営化、是か非か」という方式でキャンペーンがはられるかもしれないが、国民投票では、中立はなく、イエスかノーを選ばなければならない。戦争する国にするのかどうかを選ぶのだということを訴えていこう、と呼びかけられました。改めて、九条を守る運動を大きく広げなければ大変なことになる、と思いを新たにしました。
by tabatanoriko | 2005-10-21 23:41
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