決算調査特別委員会

 決算調査特別委員会が開かれ、今日は、歳出全款が審査された。
 主な点をいくつか。住基ネットの問題で、カードによる市での住民票等の交付件数を聞くと、平成15年で12件、16年で11件、17年は7月まででたった3件とほとんど利用されていない、にもかかわらず、コンピューターのシステム保守の委託料が256万円など、非常に大きな費用が使われていることがわかった。
 御坊市は生活保護の保護率が高いとよく言われるが、その点では一時は50パーミルという数値が今では20パーミルまで下がっていること、県内で唯一、減少していること、だが、まだ、全国平均の10パーミルよりはかなり高いということだ。
 木造住宅耐震診断は、平成16年度で140件受けているがその内、耐震補強が必要な件数は100戸で、結局、補強工事の申請が出ているのはたった1件、改修には60万円まで補助がでるけれども、200万円ぐらい必要ということだ。南海・東南海地震にむけて、絶対に必要な施策だが、自己負担が大きいということもあって、むずかしい。何か救済策がないものだろうか。
 学校の耐震診断の問題では、国から予算措置が全くないこと、遅れていた学校の保健室や職員室もやっと御坊小と湯川小を残すところまで、きたこと、しかし、教室が40度を超える湯川小がまだ、残されているということは大きな問題だ。
 他にも様々な問題で審議されたが、決算の委員会では、特に工事費等にかかわる入札関連の資料なども求めている。
 次回、委員会は歳入の審査になる。
 
 
by tabatanoriko | 2005-10-06 21:06
<< 大運動実行委員会の申し入れ 決算の学習 >>